CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
SEARCH
OTHERS
本・映画・音楽・愚痴
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
私なら・・・。『とりつくしま』
 亡くなった10人の登場人物が、それぞれモノにとり憑く。
そこには恨みや悲しみや執着はない。
ただ、そこはかとない心残りがあり、自分自身をも納得させるための静謐な儀式のようだ。
テーマと形は同じに統一されているにもかかわらず、それぞれの作品が全く違う味わいのある本書。

以下ネタバレ有り。
続きを読む >>
| | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
体に合わない人口甘味料入り。『まっすぐ進め』
人は裏表があり、建前と本音があり、相手と場所と時間と気分によって様々な人格を使い分ける生き物だと思います。
しかし本書の主人公は1次元的な一面しか見えない紙のような存在。
なにかこう、人間らしさの厚みが感じられない、薄いパーソナリティです。
彼を取り巻く友人たちも何か人間臭さがまったくない。
どうしてそう感じるのかわからないのですが、最後までどの登場人物にも感情移入できませんでした。
軽い「日常的推理日記」みたいに捉えれば別にさらりと読んで終われるのかもしれませんが・・。

特に3作目の「いるべき場所」、後味のわるーいE級映画でも見た感じ。
突き詰めれば「そんな事もあるのかもしれない。世の中。」、それでも頭の中でその場面を想像しながら読むこちらの身としては、疲れたため息しか出ません。

作者の意図はどこにあったのか。プロットの妙を見せるだけなら、この主人公と取り巻きの組み合わせは読み進むには疲労を増すばかりですので別の組み合わせか、見せ方をしてほしかった;
| | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
そういえばうちにもあった。『なぜ三ツ矢サイダーは生き残れたのか』
ロマンティックなドキュメンタリー。

夏目漱石が木製冷蔵庫に常備していたのは、日本では珍しい発砲鉱泉水『平野水』。
最近は炭酸水は「食前に飲むとダイエット効果がある」とか言われてちょっとしたブームですが、ただ単にオシャレだというだけで『ペリエ』が「カフェバー」で流行った時期もありましたね。(古っ;
その炭酸水が強力な殺菌力を持っていたなんて・・。

漱石が欧州にいた頃、炭酸水は現地では胃病に効くと言われており、胃弱で有名な氏は帰国してからも破格の値段だった平野水を常用していたという。
平野水は甘みはないが、三ツ矢サイダーは砂糖を加えたお馴染みの清涼飲料。これを(実は清貧ではなかったらしい)宮沢賢治が愛飲したという。それも「天ぷらそば」と一緒に・・・。

そういうロマンを感じる導入部からはじまる本書。
しかし話はサイダーの原点から日本での発達・普及・盛衰まで、古くはコロンブスに代表される大航海時代から三ツ矢サイダーが日本のアサヒビールを倒産から救った話まで、見事な流れで読ませてくれます。

戦艦大和の兵士たちが船内に設置されたサイダー製造機から生み出される命の水「サイダー」でつかの間の癒しを得ていた話は、小さなエピソードとは言え哀しくも心温まるものです。
また昔からちょっとだけきになっていた「三ツ矢サイダー」と「キリンレモン」「ラムネ」などとの違いも理解できました。なるほど〜。

私の父もそういえば昔から「サイダー」それも「三ツ矢サイダー」が好きで今もたまに飲んでいます。
子供の頃も色付きジュースよりも透き通ったサイダーをよく飲んでいました。懐かしいな。
はからずも最近流行ってきた「三ツ矢サイダー オールゼロ」を週に一度飲んでいる私でした。

| | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
車は自転車とは違うから。『クルマの最新メカニズムがわかる本』
『史上最強カラー図解 プロが教える自動車のすべてがわかる本』という本を読んだあとでこれを読んだので、非常にわかりやすかったです。
前者は微に入り細に入りの超詳細な「参考書」みたいな存在だとすると、
後者の本書は授業用の「テキスト」の様相。
読むならこっちを先にお勧めします。

アイドリングストップは最近のCMではマツダのアクセラで有名ですが、本書でも最初のほうに取り上げられています。初版が今から4年前。その頃からこの機構があったのも本を読むまで知りませんでした。そしてもちろんその仕組みも。
フューエルカットの考えをより前進させたアイドリングカットは都バスでは馴染みがあるものでしたが、いまや普通乗用車にも標準装備になっているんですね。ノックスをはじめとする排気ガスを出すガソリンエンジン搭載車にはこれからはきっと必須になるんだろうなと思います。

色々CMから「言葉」としては聞きかじっているはずの『リーンバーン』『直噴エンジン』、自分の車にも搭載されている『VSA』『ABS』『ベンチレーティッドディスク』『キーレスエントリー』『HID』『カーテレマティクス』『VICS』などの謎!も目からうろこです。

勿論『ハイブリッド』や『バイフューエル』、『電気自動車(EV)』『LPガス燃料』『水素エンジン』『天然ガス燃料』『バイオマス燃料』などなど、現行の車にもどんどん実現されているものが盛りだくさんに書かれています。

5年後とかにもう一度これを読んだらどんな感動が起きるのでしょうか。
| | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
京都の路地で振り向く。『きつねのはなし』
 むかしむかし大昔。
当時の彼が岡崎に下宿していました。

吉田神社 哲学の道 一乗寺 蹴上げ・・

蹴上げという文字を見て反射的に思い出すのはそこから『将軍塚』へと続くドライブコースです。
あれは五条からバイパスを抜けるように東へ走り、途中で左にそれて東山へ登って行くのです。
上り坂の手前に寂れたケンタッキーが建っていました。
何度か入ったような入ってないような・・。もう記憶の遥か彼方ですから。
寂れてはいなかったのかもしれません。ただいつも夜中近くになってから通ったものだから。
そこから高架を渡り一旦南へ下るようにしながら尾根を走ると展望台につきました。
当時は有名な夜景スポットでしたのでいつ行っても人で一杯でした。
フランクフルトを売る車もいたっけ・・。

検索したらありました。そのスポット。こちら→『将軍塚

京都は何気ない普通の路地の民家脇にも風化した碑などがひっそりあったりします。
時代背景が薄ぼんやりとした本書を読んでいると、見慣れた懐かしい地名が、
私にとってはそれこそ幻燈のように当時の京都の街の暗さや冷たさを思い出させます。
京都に四季を過ごしたことのある人ならば、本書のリアルな不気味さがつぶさに堪能できることと思います。
これは、極上の不思議話です。


| | 21:02 | comments(0) | trackbacks(1) |
1/19 >>Copyright © paperboy&co. All Rights Reserved.