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『残虐記』
残虐記
残虐記
桐野 夏生著

のっけから装丁のタイトルは血文字そのもの。こりゃ困った、と図書館で受け取ったのである。
そして読後。私が過去に読んだ中で一番「残酷」な小説だったと感じた。
個人差はあれど誰もが皆生物の一種として【性的人間】として様々な成長を経て生きていく。その事を最後の場面を読むまでは一般的範疇として曖昧に考えていた私は読後、つくづく人間の一生とは生も性も、皮膚とその下にへばりつく肉のように感じ、そのリアル感にぞっとした。
景子の「上書きできない記憶」が、作品の中では何層にも何層にも積み重ねられ覆い尽くされ終盤に向かってこれでもかこれでもかと読む者に現されていく。 残虐なのは行為そのものでも勿論あるが、他人の想像の中で再構築される自分の記憶や存在そのものかと思われる。
私は大学時代、学外サークルで聞かされたある言葉を思い出す。
「新聞やマスコミを信じるな。物事は前から後ろから四方から裏から表から斜めから見ろ。どれも真実ではなくどれも偽物でもない。受け取る者の見方、捉え方次第で世の中は当人にして変貌するのだから。」
宮坂は苛立った様子で遮った。
「わかっているでしょう。僕が欲しいのは真実じゃないんですよ」
「じゃ、何ですか」
「真実に迫ろうとする想像です。想像への材料、そういうものを欲しいんだよ、きっと。(略)」

実際小説よりも残酷に事件や事実が現実の事として溢れかえる現代。
私達はどこで何を信じどう生きていけばいいのだろうか・・・。
| | 17:44 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメントありがとうございます^^
このBlogを共同建築している友人の梅庵から以前貸して貰って読んだ『玉蘭』お勧めします。
結構な長編ですが、あの世界に入り込んで現実逃避できます(ぉぃぉぃ。
あ、沢山は読んでません; 梅庵の方が多いと思われます。
(彼女はただいま旅行で不在ですが。m(__)m
| 蓮如 | 2005/02/05 12:08 PM |
TBありがとうございますっ!

桐野さんの本を沢山読まれているみたいですね☆
次もまた読んでみたいと思っているのですが
お勧めな作品ってありますか??
| うさくさ | 2005/02/05 9:18 AM |









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桐野夏生 『残虐記』
夜・・なかなか寝付けなかったので買ったまま放置されてるかわいそうな本たちの中から適当に1冊選んで読み始めてみたら途中で止めることが出来ず結局最後まで読んでしまった!(´□`*)残虐記(桐野夏生)失踪した作家が残した原稿そこには25年前の少女誘拐・監禁事件の自
| うさくさ+北欧スタイル | 2005/02/04 5:38 PM |