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『化粧師』
化粧師
化粧師
2002年の椎名桔平主演の邦画。
昔から大正初期とか戦後とか、文学で言えば近代のこのあたりが背景となった映画や小説が大好きです。
人々が背筋をピンッと伸ばして前を向いて人生を歩んでいる、そんな感じがして、見ていると誰かにビシッと背中を叩かれるような気がします。
石ノ森章太郎氏の作品が原作だとあとで知ったので、今度はこっちの方も読んでみたくなりました。ただストーリーは違うとか。

舞台となった当時は、女性は男子に仕え貧乏人は金持ちに仕え、慣習や世間の目を考えて行動しない者はつまはじきにされる、引かれた線路から外れずに人生を歩むものが幸せになるものだと、
そう教えられそう進む者が大半だった。
この作品には、そういう時代の鎖から自分の人生を解き放ち夢を追う者や、
それをいろんな形で支えてやろうとする人間の姿がくっきりと描かれている。
(本屋の店先に『青鞜』の宣伝があるのもある意味小さな警句としてなりたっており、そういうところを見つけるのも結構楽しかった。)

以下、ネタバレあり。


恵まれなかった幼少の頃、母の死を見てから小三馬は稀代の天才化粧師になっていく。彼の心のこもった化粧を施された女性達は癒され勇気を貰い自分を発見していく。そんな小三馬に憧れる飯屋の娘はいつしか親の言うなりに見合いをして嫁ぐ事になる。
娘の婚礼記念の写真の為、小三馬は片肌を脱いだ彼女の肌に丁寧に念をこめて水化粧を施していく。
この菅野美穂演じる気の強い一本気な純江が結婚を決めたのは、ただ一度だけでも小三馬に化粧をしてもらいたかったが為ではないか。
生憎、DVDの制限された画角では充分には堪能できなかったが、白い肌や赤い紅、花の汁で染めた爪の淡い儚い桃色、漆黒の髪など映像美も良かった。ふと思い出したのが、過去に吉永小百合で映像化された事もある泉鏡花の『外科室』である。一緒になれないのなら、ただこの刹那に人生の全てをかけて相手を愛するという点において。
(わずか50分という映画『外科室』。原作は大好きでした。そして坂東玉三郎監督によるこの映画も凝縮された美と陶酔と愛のせつなさにあふれていました。)
他にもいろいろな女性が小三馬との出会いや化粧によって人生に立ち向かっていくが、本筋のストーリーとは少しずれて、小三馬自身の過去や現状が解き明かされる話も素直に虚を衝かれるいい場面である。

『嗤う伊右衛門』での椎名桔平もあれはあれで中身がドロドロな感じがとてもよく似合っていて良かったが、こちらの『化粧師』の方が映像との相性もあるのかひどくエロチックで美しかった。

化粧をして変わった自分の姿を通して、本来持っている自分に気づく、というプロットはよくできているし実際普通は女性が誰しも感じている事だと思うが、「心に化粧するのは自分だけ」という言葉を真摯に受け止められる人はどれだけいるのだろう。
| DVDとか映画とか音楽とか | 23:20 | comments(1) | trackbacks(1) |
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ずぅぅっと以前から観ろ観ろいってた作品
ようやくご観賞されたご様子で。
オメデトー!

美しいよねぇ・・・・
そして椎名桔平氏が完璧です!
もうそれしか感想が述べられません。

| 梅庵 | 2005/02/13 7:13 AM |









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