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そういえばうちにもあった。『なぜ三ツ矢サイダーは生き残れたのか』
ロマンティックなドキュメンタリー。

夏目漱石が木製冷蔵庫に常備していたのは、日本では珍しい発砲鉱泉水『平野水』。
最近は炭酸水は「食前に飲むとダイエット効果がある」とか言われてちょっとしたブームですが、ただ単にオシャレだというだけで『ペリエ』が「カフェバー」で流行った時期もありましたね。(古っ;
その炭酸水が強力な殺菌力を持っていたなんて・・。

漱石が欧州にいた頃、炭酸水は現地では胃病に効くと言われており、胃弱で有名な氏は帰国してからも破格の値段だった平野水を常用していたという。
平野水は甘みはないが、三ツ矢サイダーは砂糖を加えたお馴染みの清涼飲料。これを(実は清貧ではなかったらしい)宮沢賢治が愛飲したという。それも「天ぷらそば」と一緒に・・・。

そういうロマンを感じる導入部からはじまる本書。
しかし話はサイダーの原点から日本での発達・普及・盛衰まで、古くはコロンブスに代表される大航海時代から三ツ矢サイダーが日本のアサヒビールを倒産から救った話まで、見事な流れで読ませてくれます。

戦艦大和の兵士たちが船内に設置されたサイダー製造機から生み出される命の水「サイダー」でつかの間の癒しを得ていた話は、小さなエピソードとは言え哀しくも心温まるものです。
また昔からちょっとだけきになっていた「三ツ矢サイダー」と「キリンレモン」「ラムネ」などとの違いも理解できました。なるほど〜。

私の父もそういえば昔から「サイダー」それも「三ツ矢サイダー」が好きで今もたまに飲んでいます。
子供の頃も色付きジュースよりも透き通ったサイダーをよく飲んでいました。懐かしいな。
はからずも最近流行ってきた「三ツ矢サイダー オールゼロ」を週に一度飲んでいる私でした。

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